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【 文科省の方針】2024年度「デジタル教科書」の本格導入

2021/03/22

 文科省は2021年3月22日、今後の学校教育の柱となる学習者用デジタル教科書(以下デジタル教科書)について検討を進める「デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議」の第9回会合を開催。中間まとめを公表した。
 教科書会社が発行するデジタル教科書は、2020年度時点で小学校用の約94%、中学校用の約25%が発行されていたが、2021年度には小中学校ともに約95%まで増える見込みだ。一方で普及状況については、2020年3月1日時点で公立学校全体の7.9%(公立小学校の7.7%、公立中学校の9.2%、公立高校の5.2%)が導入しているにすぎない。
 中間まとめでは、これからの学校教育を支える基盤的なツールとしてICTを最大限に活用し、児童・生徒の学習環境をより良いものに改善して学校教育の質を高めていくには、各学校でデジタル教科書の活用を一層推進する必要があるとしている。そのためには次の小学校用教科書の改訂時期である2024年度をデジタル教科書の本格導入の契機とすることを求めた。

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