2021/03/29
金沢大は3月29日、観光分野を中心とするリーダー人材の育成に向け、立教大と連携協力協定を締結した。来年4月には融合学域に「観光デザイン学類」(仮称)を新設する計画で、観光教育の先駆けである立教大の経験と知見を生かし、コロナ後の観光を見据えた教育研究に取り組む。
立教大OBで、株式会社加賀屋の小田禎彦相談役が橋渡しした。29日、七尾市和倉温泉の加賀屋で金沢大の山崎光悦学長、立教大の郭洋春総長が協定書を取り交わした。山崎学長は「観光は日本に残された最も大きな成長産業」と新学類設置の意義を強調し、立教大と学生のインターンシップの共同実施や研究者交流を進める方針を示した。
立教大は終戦直後から観光教育に取り組み、小田相談役も同大でサービスの基礎を学んだ。