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首都大学東京:東京都が知名度アップへ名称の変更を検討、「都立大」の復活も

2018/07/20

 首都大学東京は、7月12日の都政改革本部会議における小池百合子知事の発言について、対応を検討していることを明らかにした。小池知事は「都立の大学であることを都民にわかりやすく発信するため『東京都立大学』も一つの考え方としてある」などと述べた。同大はこの知事発言について、検討を開始したと報じた。

参考:https://www.tmu.ac.jp/news/topics/18596.html

 石原慎太郎知事(当時)が主導して東京都立大学など都立の4大学・短大を統合、2005年に発足した首都大学東京。名称も知事自身が決めたという。ただ当初から、都立大と比べて「知名度が下がった」「『大学』の後ろに『東京』と付くのが分かりにくい」という声が学内から上がっていた。これを報じた朝日新聞(7/20)によれば、大学が昨秋、学生を対象に行ったアンケートでも、「改善してほしい点」として46.1%が「大学名・知名度」と答え、最多だった。学生からは「首都大の名前を企業が知らないことがある」「就職活動で不利」といった意見も出ているという。

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