2017/12/06
山梨大は筑波、信州、静岡の3大学と連携し、山岳科学を総合的に学べる大学院修士課程のプログラムを来春から始める。これを報じた朝日新聞(12/6)によれば、理学や農学、工学などにまたがる幅広い領域を学び、山岳地帯の環境保全や防災、地域再生など多彩な分野で活躍する人材の育成を目指す。
山梨大によると、大学院生命環境学専攻の地域環境マネジメントコース(募集定員10人)に所属する学生のうち、希望者が山岳科学のプログラムで学ぶ。山梨大の教員は、生物多様性や防災、微生物などを専門とする約10人がプログラムに参加する。他大学の講義も選択制で50科目ほど用意される。山梨大は河川や大気、筑波大は生態や地質、信州大は山岳気象や地形、静岡大は林学や砂防など、各大学は特色ある研究分野を持ち、連携によって、より幅広く高度な教育が可能になるという。遠隔講義システムを使い、他大学の講義も山梨大で受けられる。