2017/12/02
鳴門教育大と四国大は、来年度に導入される新たな国家資格「公認心理師」の養成などで教育連携プログラムを構築する。これを報じた朝日新聞(12/2)によれば、鳴門教育大の山下一夫、四国大の松重和美両学長が11月28日に県庁で記者会見を開いた。「公認心理師」は、心理職では初の国家資格。病院や学校、企業などでカウンセラーなどとして勤務することを想定している。受験資格を得るには、公認心理師養成大を卒業した上で、2年間心理に関わる職業に従事するか、公認心理師養成課程のある大学院の修士課程を修了する必要がある。
鳴門教育大は大学院学校教育研究科の臨床心理士養成コース(定員20人)を、2019年度に公認心理師も養成できる心理・臨床コース(仮称)に改編する方針。生活科学部に心理・養護コースを持つ四国大は、来年度に新設する公認心理師養成コース(同20人)で養成する。両大学の連携では、教員を相互に交流させたり、四国大の卒業生の鳴門教育大大学院への進学を支援したりする。