2017/03/02
日本機械学会は2017年度中に、リケジョ(理系女子学生)を絞り込んだ機械工学系の女性研究者「メカジョ」の顕彰制度を立ち上げる。これを報じた日刊工業新聞(3/2)によれば、機械工学系の女性研究者を支援するもので、若手研究者が対象。大学や高等専門学校の女子学生と企業との交流会も始める。工学部系の女性研究者は割合が少ない傾向にある。顕彰制度などで機運を高め、メカジョのキャリア形成や女子中高生の工学部進学増を促すという。
日本機械学会は2017年に創立120周年を迎え、女性初の会長として大島まり筆頭副会長(東京大学教授)が就任する。これを機に企業や大学を巻き込んで、女性が働きやすい環境整備を促す。顕彰制度は大学院博士課程に在籍し、優れた研究実績がある学生を表彰する。女子中高生へは身近な目標を、企業へはキャリアを切り開く力のある女性人材像を発信する。