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地方大学の拠点:東京駅周辺に地方大学が集結、就活に便利

2016/07/08

 JR東京駅日本橋口に隣接するサピアタワー。8~10Fには12の大学が入居しており、そのうちの10校は東京都以外に本部を持つ地方大学だ、と東洋経済オンライン(7/8)が地方大学の就活事情を報じた。その情報によれば、10階には、関西学院大の東京丸の内キャンパスがある。2007年3月のサピアタワー竣工と同時にオープンした。同大では、2016年4月に就職した学生の44.4%が東京に本社を持つ企業に就職した。この比率は年々上昇している。東京本社の企業は説明会や1次面接を関西で実施しても、それ以降の面接は東京で行う。東京本社の企業に就職するには上京は必須という状況だ。このため、同キャンパスには就活関連の書籍や資料が置いてあり、関学生の就活拠点としてなくてはならない。また、上京した折の休憩所となっている。

すでに全国の大学の半数は定員割れだが、今後少子化が進めば大学間の学生の奪い合いはさらに熾烈なものになる。その時に重要となるのが就職実績だ。就職実績が高くなければ、優秀な学生は集まらず大学の存亡にかかわる。このため、東京での就活支援を強化する地方大学が増えているのだ。

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