2016/02/02
神戸大は、ベンチャー企業立ち上げのための出資や事業計画の作成などを行う株式会社「科学技術アントレプレナーシップ」を設立した、と産経新聞(2/2)が報じた。同紙によれば、大学での研究成果の事業化を推進することが狙い。同社が出資してベンチャー企業を立ち上げ、将来的には大学に利益をもたらす仕組みの構築を目指すという。同大によると、大学の研究の事業化に初期段階から携わり、助言などを行う会社の設立は全国で初めてという。
同社は同大の教員らが出資し、設立。新たに基金(一般社団法人)も設け、出資者を募っている。同社では、主に理系の教員らから事業化希望を募り、研究を精査。企業設立や事業計画書作成などの費用として、1社あたり500万円程度を出資する。また、同社の顧問などに、公認会計士や弁護士も迎え、財務や知財戦略など総合的な支援も実施する。